2,000Whクラスのポータブル電源4機種を比較|Jackery・Anker・EcoFlow・DJIの違いと、選ぶべき人
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。商品の価格・仕様は記事作成時点のものです。最新情報は各販売ページでご確認ください。
停電が数日続いても冷蔵庫を動かしたい、家族全員の電気をまかないたい。そんな「本格的な備え」を考える人が選ぶのが、2,000Whクラスのポータブル電源です。
1,000Whクラスの約2倍の電気をためられる一方で、重さは20kg前後になり、価格も上がります。この記事では、主要メーカーの2,000Whクラス4機種を比較し、どんな人に向いているかを解説します。
この記事の結論
- 2,000Whクラスは、冷蔵庫を含めて1日以上の停電に備えたい人向け
- 4機種とも重さ18〜22kg。持ち運ぶより、家に置いて使う前提で選ぶ
- 軽さならJackery、出力ならDJI、バランスならEcoFlow、ポートの使いやすさならAnker
2,000Whクラスが必要なのはどんな人?
2,000Whクラス(容量約2,048Wh)で実際に使える電力量は、変換ロスを考えると約1,640Whです。
| 家電 | 消費電力の目安 | 使える時間・回数の目安 |
|---|---|---|
| 冷蔵庫(年間消費電力量300kWh) | 1日あたり約820Wh | 約2日 |
| スマホの充電 | 1回あたり約20Wh | 約80回 |
| 扇風機 | 30W | 約55時間 |
| 電気毛布(中) | 50W | 約33時間 |
| 電気ケトル(1回3分) | 1,250W | 約26回 |
次のような人には、2,000Whクラスが向いています。
- 停電中も冷蔵庫を動かし続けたい
- 家族が多く、照明・スマホ・扇風機や電気毛布を何人分も使う
- 停電が数日続くことを想定して備えたい
- 電子レンジやドライヤーなど、消費電力の大きい家電も使いたい
一方で、キャンプや車中泊で持ち運ぶことが多いなら、20kg前後の重さは負担になります。持ち運びを重視するなら、1,000Whクラスの比較や500Whクラスの比較も検討してください。
比較した4機種
- Jackery ポータブル電源 2000 New V2
- Anker Solix C2000 Gen 2 Portable Power Station
- EcoFlow DELTA 3 Max
- DJI Power 2000
スペック比較表
| 項目 | Jackery 2000 New V2 | Anker Solix C2000 Gen 2 | EcoFlow DELTA 3 Max | DJI Power 2000 |
|---|---|---|---|---|
| 容量 | 2,048Wh | 2,048Wh | 2,048Wh | 2,048Wh |
| 定格出力 | 2,200W | 2,000W | 2,200W | 2,700W |
| 重さ | 約18.6kg | 約19kg | 約20.3kg | 約22kg |
| AC充電時間(満充電) | 約2時間(緊急充電モードで約1.8時間) | 約99分 | 約108分 | 約114分(80%まで約85分) |
| サイクル寿命 | 約4,000回 | 4,000回以上(容量80%) | 4,000回以上(容量80%) | 4,000回(容量80%) |
| ACコンセント | 3口 | 4口 | 4口 | 4口 |
| 保証 | 最長5年 | 最長5年 | 5年 | 最長5年 |
※2026年11月時点で各社の公式サイト・発表資料、および専門メディアの記事に掲載された仕様をもとに作成しています。DJI Power 2000の定格出力と充電時間は日本仕様として案内されている値で、海外仕様とは異なる場合があります。保証期間は購入先や会員登録の有無で変わる場合があります。サイクル寿命は、何%の容量を保てる回数かという基準がメーカーによって異なり(70%・80%など)、基準が公表されていない機種は回数だけを載せています。最新の仕様は各公式サイトでご確認ください。
仕様の出典(2026年11月7日に確認)
この比較は、実際に製品を使ったレビューではなく、メーカー公式の仕様と、仕様を紹介した報道・専門メディアの記事をもとにしています。
- Jackery ポータブル電源 2000 New V2:Jackery公式サイト
- Jackery ポータブル電源 2000 New V2:Jackery公式サイト(発表)
- Jackery ポータブル電源 2000 New V2:家電Watch
- Anker Solix C2000 Gen 2:INTERNET Watch
- EcoFlow DELTA 3 Max:家電Watch
- DJI Power 2000:CINEMA5D
- 4機種の比較:アウトドア用品研究室
表からわかること
- 重さ:Jackeryが約18.6kgと最も軽く、DJIとは約3.4kgの差があります。2,000Whクラスでは、この差が持ち上げるときの負担に大きく響きます。
- 出力:DJIが定格2,700Wと最も高く、消費電力の大きい家電も余裕をもって使えます。
- 充電時間:どのモデルも、コンセントから2時間前後で満充電できます。
- サイクル寿命:どれも4,000回前後で、大きな差はありません。
各モデルの特徴
Jackery ポータブル電源 2000 New V2:2,000Whクラスで最も軽い
Jackeryの2,000Whクラスで、2026年7月に発売された改良版です。約18.6kgと4機種で最も軽く、定格出力は2,200W(瞬間最大4,400W)で、電子レンジや電気ケトルも使えます。AC充電は約2時間、緊急充電モードなら約1.8時間で満充電できます。
停電時に自動でバッテリーからの給電に切り替わるUPS機能は、切り替え時間が約10ms(0.01秒)とされています。前のモデル(2000 New)の20ms未満から速くなりました。
前のモデル「2000 New」との違い
2026年11月時点で、Jackeryの公式サイトの「2000 New」の商品ページは、2000 New V2の商品ページになっています。2000 New V2は、前のモデルより少し重く(約17.9kg→約18.6kg)なった一方で、容量が2,042Whから2,048Whに増え、UPSの切り替えが速くなっています。販売店に前のモデルの在庫が残っている場合もあるので、購入時は型番を確認してください。
よい点
- 4機種で最も軽い
- 定格2,200Wで、多くの家電に対応できる
- UPSの切り替えが約10msと速い
気になる点
- ACコンセントは3口と、ほかのモデルより1口少ない
- 前のモデルより約0.7kg重くなった
Anker Solix C2000 Gen 2:ポートが多く、使いやすい
Ankerの2,000Whクラスで、2025年10月に発売されました。Ankerによると、前のモデルより約40%軽くなっています。
出力ポートは、ACコンセント4口、USB-C 3口、USB-A 1口、シガーソケット1口の計9ポートです。約99分で満充電でき、充電の速さも4機種の中で上位です。
よい点
- ポートが多く、家族で同時に使いやすい
- 約99分で満充電できる
気になる点
- ACコンセント1口あたりの出力は最大1,500Wで、合計2,000Wまで
- 保証を最長5年にするには、Ankerでの会員登録が必要
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Anker Solix C2000 Gen 2 Portable Power Station
Anker
- 2,048Wh
- 定格2,000W
- 約19kg
- リン酸鉄
ACコンセント4口を含む計9ポート。充電も約99分と速い。
EcoFlow DELTA 3 Max:バランスのよい新モデル
EcoFlowの2,000Whクラスで、2026年8月に発売された新しいモデルです。定格出力は2,200Wで、独自の「X-Boost」を使えば、最大2,700Wまでの家電にも対応できる場合があります。
停電時のUPS機能は、10ms未満で切り替わるとされています。ソーラーパネルからは最大500Wで入力でき、約270分で満充電できます。
よい点
- 出力・充電時間・重さのバランスがよい
- UPSの切り替えが10ms未満と速い
- ソーラー充電が速い(最大500W入力)
気になる点
- 約20.3kgと重く、持ち運びには向かない
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DJI Power 2000:出力と拡張性が強み
ドローンで知られるDJIの2,000Whクラスです。定格出力は日本仕様で2,700Wと、4機種の中で最も高くなっています。
ACコンセント4口に加えて、USB-C 4口、USB-A 4口と、ポートの数も充実しています。別売りの拡張バッテリーを追加すれば、容量をさらに大きくすることもできます。
よい点
- 定格2,700Wで、消費電力の大きい家電に強い
- USB端子が多い
- 拡張バッテリーで容量を増やせる
気になる点
- 約22kgと4機種で最も重い
- 保証を最長5年にするには登録が必要
用途別のおすすめ
| こんな人に | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| できるだけ軽いものがいい | Jackery 2000 New V2 | 4機種で最も軽い |
| 家族で同時にたくさんつなぎたい | Anker Solix C2000 Gen 2 | 計9ポートで使いやすい |
| 新しいモデルで、バランスよく選びたい | EcoFlow DELTA 3 Max | 出力・充電・ソーラー入力のバランスがよい |
| 電子レンジなど高出力の家電を使いたい | DJI Power 2000 | 定格2,700W |
2,000Whクラスを選ぶときの注意点
置き場所を先に決めておく
2,000Whクラスは、どのモデルも18〜22kg前後あります。一度置いたら、あまり動かさない使い方が基本です。リビングや寝室など、停電時に使う場所の近くに置き場所を決めておきましょう。
ソーラーパネルとの組み合わせも考える
2,000Whクラスを使い切ると、満充電に戻すには多くの電気が必要です。停電が長引いたときに備えて、出力の大きいソーラーパネル(200W以上)との組み合わせも検討しておくと安心です。選び方はポータブル電源用ソーラーパネルの選び方で解説しています。
セール時期を狙う
2,000Whクラスは定価が20万円前後と高額ですが、セールで大きく値下がりすることがよくあります。急ぎでなければ、大型セールの時期を狙うのがおすすめです。
まとめ
- 2,000Whクラスは、冷蔵庫を含めて1日以上の停電に備えたい人、家族の多い家庭向け
- 4機種とも18〜22kg前後。持ち運ぶより、家に置いて使う前提で選ぶ
- 軽さならJackery、ポートの多さならAnker、バランスならEcoFlow、出力ならDJI
- 長引く停電に備えるなら、ソーラーパネルとの組み合わせも検討する
停電への備え方は停電対策にポータブル電源は必要?、容量の計算方法はポータブル電源は何Whあれば足りる?で解説しています。